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I 楠社(くすのきしゃ)

【御祭神】奈賀止麿命

 

 楠社の後ろにある御神木の大楠に住んでいた白蛇の神さま、奈賀止麿命をお祀りしております。その御神木も昭和20年6月15日の大阪大空襲により焼けてしまいましたが、当時の方々が御神木の周りに三本の楠を後継樹として植えて下さいました。そのお陰で根と根が結ばれ、倒れずに今では4本とも御神木としてお祀りをしております。

 

 また、戦後に御神木の支えとなったこの3本の楠は結びの木といい、様々なご縁を結んで下さいます。しかし、何もせずに良いご縁はありません。いろんな人に会ったり、自分を磨いたりと努力した事が実を結びますように、そして良きご縁がありますようにと白蛇の神さまにお詣りください。

I 蛇と民間信仰

民間信仰として、蛇は脱皮を繰り返し成長していくことから財産を増やす福の神と考えられています。また、ネズミを追い払って食料を守ることから家の守り神とも考えられています。さらに、形が男根に似ていることから子授け・安産・縁結びの神としても信仰されています。

 

姫島は、淀川の河口に位置して、洪水に見舞われることがしばしばあったことから、蛇をまつることで洪水を防ごうとしていたのかもしれません。

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